各取引先の企業情報、格付情報、与信限度額および各取引先に対する債権債務残・受発注残を一元管理でき、尚かつ取引に関わる申請情報を一元管理する“リスクナレッジ・データベース(RKDB)”の構築。それがリスクナレッジソリューションです。
リスクマネジメント業務に必要なERPシステムのデータと社内イントラ内の格付・与信限度額の情報を統合管理できるため、審査業務の大幅な効率化を実現できます。
経理システム
● 与信管理機能はあるものの、あくまでも付属的なもので機能的に不十分。(第二限度・買限度の概念がない等)
社内イントラ
● Excelの簡易データベース機能では高度かつ多量の情報検索に限界があり、また経理システム上の残高を参照することができないため、限度オーバー等の与信情報と残高情報の双方が必要な与信管理を行うことができない。
● 申請フォームがアップロードされているが、その選定については申請部店側に一任されているため、権限判定等に誤りが生じる可能性がある。
申請台帳
● 紙媒体であるため、申請書の回議状態を確認する場合、その都度、審査部に依頼する必要がある。
● 紙媒体で管理されているため、検索・抽出等のデータベース機能は一切ない。
リスクナレッジ・データベース(RKDB)の構築
限度オーバー(懸念)通知機能
与信申請書をシステム上で運用・管理
リスクマネジメント業務の内部統制を実現
● 各取引先の与信枠残の確認、限度額オーバーの通知と懸念先の情報表示
● システム上で与信申請書を作成し、回議状況・許可/決裁日をリアルタイムに確認
● 与信申請書類作成に必要なデータを一元管理することにより効率的な審査業務を構築
限度オーバー(懸念)通知機能
各取引先の債権債務残等と与信限度額を比較し、与信限度額オーバーもしくは懸念先の取引先を絞り込み、該当ある場合は本システムの起動時に結果をメッセージ表示させます。本システムではERPデータとデイリーに連携することも可能なため、日次ベースでタイムリーな管理を実現します。
与信申請書をシステム上で運用・管理
申請者がシステム上で与信申請書を直接作成することにより、その回議状況・許可/決裁日をその都度、自席にて確認することができます。
与信申請書作成業務イメージ ~与信申請書作成業務の効率化~
与信申請書回議業務イメージ ~申請業務フローの効率化と営業サポート体制の構築~
全社的な審査関連業務の省力化
本システムの構築により、営業部は、申請書作成時に過去の申請内容の活用をはじめ、ポジション・他部店既許可限度の自動入力など、作成業務の手間を軽減できます。また審査部は、営業部からの申請内容をそのまま許可情報として転用できるため、これまで必要だった転記作業が不要となり、業務負荷の大幅な低減が期待できます。
人為的ミスの極小化
営業部は、権限・フォーム選定の自動化をはじめ、申請書作成時の各種データの自動入力等により、人為的ミスを極小化できます。
また審査部についても、営業部からの申請内容を許可情報として転用できるため、入力ミスがなくなります。また権限チェック等の形式審査の必要が軽減されるため、業務の大幅な省略化が期待できます。
与信管理体制の総合的なレベルアップ
これまで検索機能の不足や対象データが一元化されていない等の理由で作成を断念、もしくは煩雑な手作業にて作成していた帳票等を、容易に作成することが可能となるため、より高度な与信管理・分析が期待できます。
また、限度失効・オーバー懸念の警告表示は、未然に不足の事態を防ぐことに役立ちます。
さらに審査関連業務を量的に軽減することにより、取引先業態の精査等の内容審査業務に労力を集中させることが可能となるため、全社的な審査品質の向上が期待されます。
内部統制の実現
リスクナレッジのプロセスを活用することにより、社内のリスクマネジメント業務体制の構築をサポートします。リスクマネジメント業務の運用フローの確立・業務の可視化を行なうことにより内部統制の実現をサポートします。
● 申請書作成支援機能
● 申請書の回議状況チェック機能
● 失効期限アラーム通知機能
● 限度オーバーアラーム通知機能